栗山設計について

地域材・国産材や自然素材を使った、人と自然に寄り添った家づくりをご提案します

栗山設計は、神奈川県横須賀市を拠点に活動する建築設計事務所です。
「空間で、人はより幸せになれる」をモットーに、地域材・国産材、自然素材を使った、人と自然に寄り添った家づくりをご提案しています。大切な暮らしのための家を、誠意をもってつくります。

今よりも、文化的で美しい、広く感じる、窓を有効にとり明るい部屋に、仕事とプライベートへ楽な導線、趣味のスペース、快適な室内環境、子どもを見ながら、いい匂いの柔らかい床、風が通って涼しい、使い勝手のいい収納、緑に囲まれて、広くても寒くない、静かでゆっくりできる、適当な距離感、気配を感じれる、安心、気持ちいい、光熱費を抑えて、長く使える、掃除が楽、
我慢しないで 人は自由でもっと幸せになれる。空間で解決できる事はたくさんあります。

  • [光]太陽の日をどのように取り込むか?窓の外には何がみえるか?
  • [風]空気の流れ道を考える。
  • [土]壁や床の素材はどうするか?
  • [木]構造材は何をどのように組むか?木をどうつかうか?
  • [火]暖をどのように取るか?人はどう集まるか?
  • [水]効率的な水の取り方、湿気がたまらないか?
  • [金]金物をどのように選ぶか?
    設計をする上で大切にしている7つの要素です。

栗山設計の家づくり

三浦半島を拠点に

〈こんなところ〉
横浜の南、鎌倉、逗子、葉山、横須賀、三浦を三浦半島といいます。太平洋に面し海に囲まれ、日差しが明るく、暖かく、山や自然も多くあります。人も気さくで風通しもいいです。地元の人も、外からの人も混ざっています。東京や横浜の都市部に通勤する人もいます。
葉山には御用邸もあり、海を介して富士山がみられることもあり周辺は別荘も少なくありません。美味しい地場のものを扱ったレストラン、カフェ、ベーカリーなどもあります。
利便性を重視するより、ゆったりした敷地やお家で庭いじり、ホームパーティー、バーベキューなど生活を楽しみながら四季を感じて暮らせるのんびりしたところです。

〈自然遊び〉
野鳥や虫、海の生き物、身近な自然界の生き物にも日常的に触れ合うことができます。子育て環境にはとてもよく五感を使った海や山での自然遊びは充実しています。
子どもだけでなく、マリーナで船に乗る、サーフィン、釣りなどの海の遊び。海辺のサイクリング、野山のトレッキングで景色を楽しむ。名門のゴルフ場や練習場もあり大人のアウトドアの遊びも充実しています。
小さい頃、春は野原にあるシロツメクサで冠づくり、田んぼで泥んこになってカエルやザリガニを採っていました。夏は海で貝拾い、砂遊びや海水浴。台風の後は波が高くなり天地がわからなくなるくらい波にもまれていました。秋は日が暮れるまでどんぐりを拾って船やコマづくり、茂みで自分の背丈よりずっと高いススキやアシをアーチにし基地づくり。冬は雪が降った日、海に行ってみると砂浜に真っ白な雪が積もっていて、どこまでも足跡をつけていました。自然の贈り物をふんだんにもらい最高に得をした気分で遊んでいました。

〈美味しいもの〉
漁港もあり取れたての魚介類は年間通していつもあり、農業も盛んで美味しい地元の野菜や果物も豊富です。
子どもの頃、祖父母の畑で採れたナスやキュウリのお漬物が大好きでした。夏に畑で採れた不揃いのトマトを持って友達の家に遊びに行き、冷やしもしないで塩を振って食べた甘くて酸っぱい、まるで太陽の味、美味しかったこと。三崎の親戚の家に遊びにいくといつも美味しいマグロのお刺身を食べさせてくれました。母がつくってくれた鯵のマリネ、金目鯛や太刀魚の煮つけも思い出深い土地の味です。

木の国・日本の家

〈木の国・木の文化〉
日本は国土の七割が森林です。森林率はフィンランドに次ぐ世界でも上位という豊かさです。日本は昔から豊かな森とともに木造建築の文化も発展してきました。
構造材となる木はとても強く、日本で最も古い法隆寺は1400年もの間、建ち続けています。木を扱う優れた大工がいて、今もその技術は受け継がれています。
住宅用の無垢の構造材は百年間維持でき、木は時間が経つほど強くなるとも言われています。敷地の近くで採れる木材の良さは、現場に近い環境で生まれて育ち大きくなったため、柱や梁、床や階段になってもくるいが少なく、反ったり、割れたりしにくいという部分です。運搬エネルギーも最小、製材や加工や施工も地域の職人の手で行えます。

〈風土に合わせて〉
仕上げ材となる昔ながらの床の無垢の木や壁の漆喰は日本の風土に合っています。夏は暑く湿気が高い時期は、水分を吸収し室内を快適に保ってくれます。冬の寒く乾燥した時期は室内を暖かくしても水分を保っているので乾燥を防いでくれます。
同じ様に季節による太陽の高さを意識した開口の取り方、風の道を確保する手法、徐々に屋外から室内になる中間領域の作り方など、自然を活かし快適に過ごせる古くから伝わるやり方や知恵を現代の生活に合わせた形で取り入れています。

〈人に安全・環境にもやさしい文化〉
私は留学経験を通して、外国人が日本への憧れを持つかのように、日本の文化は奥深く、とても美しいく、面白いと思うようになりました。飛行機の窓から、かわいらしく美しい森を見て気候・風土・環境と文化が密接に関係があると感じました。日本の伝統的な技術を引き継ぎながら、現代に合わせていく事がとても大切。昔から使われている素材は人に安全で、環境にも優しいという素晴らしさがあります。自分が本当にいいと思うものをお施主様にお伝えし、つくっていきたいです。

女性の手・視点をもって

〈家を守る 家事・育児の経験を活かして〉
建築士、主婦、ママとして。朝起きて雨戸を開け、布団干し、朝食の準備、ゴミ出し、洗濯、乾いた洗濯物をたたみ棚に入れ、掃除、仕事、子どもの対応、食品の買い物、夕ご飯の準備、洗い物、お風呂の支度。毎日休むことなく続けています。子どもが散らかした部屋、おもちゃや小さくなった服をどうするかで途方にくれたり。
そんな日々は家と向き合い、毎日触れる床や壁の素材は気持ちいいものでありたい。窓の開け方で快適な湿度・温度を保ちたい。棚やものの配置は体に負担をかけないで食事の準備、片付け、掃除はテンポよくやりたい。家具は使い心地よく長く使って味が出て、家族の思い出とともに美しく時を重ねたい。
家事や育児をやりながら日々小さな気づきを試したり、観察・改善を楽しみながら家族みんなの意見を聞いてわいわいやるのも楽しい時間。リアルな生活にマッチする住宅の設計に活かされています。

〈心ファーストの空間づくり〉
設計者と直接つながるからできる意思の共有、手に手をとった住まいづくり。マスタープランから最終的に細かな調整をしてお施主様の満足のいく仕上がりに持っていく事が大切だと思っています。
頭の中をいったん真っ白にして本当に必要としているものは何か?を考えながら空間をおこしていきます。与条件を踏まえよく検討し、置き換えたり、引いてみたり、固執せず、どうしても現実化させたい空間を優先することで、無駄を省き予算内に収える方法を考えます。

〈完璧でなくても、使い勝手のいいキッチン〉
コロナ渦、国産の木材の入手が困難で価格も上がった時期の自宅の改修工事。私は料理が好きでキッチンは特に思い入れがあり、思うようにやりたかったのですが、間仕切り壁とコンロとシンクを撤去し対面キッチンをつくると費用が掛かるため、あきらました。代わりにリビングとの間仕切り壁に開口をつくり、建具の腰上を大きなガラスとしキッチンからリビングを見える様に工夫しました。おかげで対面キッチンではないけどキッチンにいてリビングにいる家族の様子もわかるようになりました。コンロとシンクの位置はそのままにし、母が料理をしながら眺めていたであろう窓の外の公園の景色、同じ景色を眺めてみようと思いました。
調理台と収納の造作も中止にし、今の空間でなんとかしようと考え家族で話合いました。既設の調理スペースが狭かったため、家にあったミシン机2台を並べ、棚をつけて調理台兼食器棚にしました。陶器づくりが趣味であった母の作品、普段使いの陶器をギャラリーみたいに見えるようにしてみました。
収納棚が足りないので、持っていた本や小物を入れていた棚を置いてみると開口の下にぴったり。バスケットで区分けしちょうどいいキッチン収納になりました。
図面上では考えられなかったけど、使い勝手の感覚でゴミ箱スペースはシンクの前のキッチンの真ん中辺にいい感じで納まりました。家族にも使いやすく目立つところに堂々とゴミスペースがあるのでまめに掃除でき清潔に保ててます。
食洗器、地袋・天袋の建具も新設を計画中ですが、使いながら考えようと思い保留にしました。
お金をかけなくても、理想に近づけるよう、アイディアを出して今できる事を形にする。そんな柔軟性を持つことで意外な面白い発見があることもあります。
使う頻度や作業によって取りやすく、季節によっても調理器具の場所を微調整、とても使いやすいキッチンとなりました。タフな生活を支えてくれる働き者キッチン、とても好きな場所になりました。

親子で遊びながら自然を学ぶ
木育活動を行っています

木育活動について

設計士 プロフィール

栗山 晶子

KURIYAMA Akiko

二級建築士 / 木育インストラクター

神奈川県横須賀市生まれ。横須賀大津高校卒。
多摩美術大学 建築学科卒。
イギリス AAスクールの留学を経て帰国後、東京都内、埼玉の建築設計事務所にて20年間、商業施設や住宅の設計に携わる。2022年独立。一男の母。


子どものころは算数、つくる事、音楽が好きでした。フンデルトワッサーやガウディが手掛けた建築を見て「こんな建物がつくってみたい。」と思い建築の設計を志しました。多摩美術大学建築科卒業後、イギリスAAスクールに留学。

多摩美の卒業制作では全盲の方に協力して頂き「全盲の人の住宅」を設計し日本建築学会卒業設計コンクール出展のお話を頂きました。同期6名で卒業設計のグループ展を開催し体験型の実寸模型を展示しました。

AAではプロジェクトを現実化するための設計のプロセス、建築家としての姿勢、歴史の延長上に今があり自分達が建築文化を継承する事など、作品作りを通して建築の基盤を学びました。

学生時代の休暇はリュック1つで、アジアやヨーロッパの建築・庭園・ランドスケープを目的に旅をしました。旅先で国を超えて出会った人達とコミュニケーション取っていくうちに、日本の自然・文化・伝統的な建築の事をよく知り、残していきながら、現代のスタイルに変革させていくような建築の設計をライフワークとしてやっていきたいと思うようになりました。

帰国後、東京都内と埼玉県の設計事務所にて20年間設計の経験を積みました。都内の事務所では百貨店の新築工事や改修工事等の商業施設のプロジェクトの設計に携わりました。

その後、地域材を使った木造住宅の設計の経験をしました。自然環境や地形と建築が密接に関係があることを林業が盛んな埼玉県飯能市の設計事務所で仕事をし、肌で感じて学びました。

子どもができたことから、「小さな頃から木に親しんでほしい、子ども達のために未来の森が少しでもよくなる様に。」という思いから、子ども達を対象にを木育・自然遊びの活動をしています。

 

夫婦で設計した「つながりの家」ではふくしま住宅建築賞にて奨励賞を受賞。とても好きな建築家はルイス・バラガン、吉田五十八さん、事務所でも働いていた大江匡さん。建築以外で好きなことは、料理・自然観測・庭・畑・キャンプ・音楽・和菓子・家族で過ごすこと。健康維持とリフレッシュに温泉・ヨガ・ジョギング・自転車・水泳・ゴルフをやっています。支えてくれている人達・友人・家族に感謝。

事務所登録・資格:
栗山 二級建築士事務所 神奈川県知事登録 第11491号
栗山晶子 二級建築士 東京都知事登録 第85011号 / 管理建築士

事務所所在地:
神奈川県横須賀市林
※事務所・自宅兼用のため、詳細は個別にお伝えします。駐車スペース有り。

お打ち合わせについて:
お打ち合わせは事務所にお越しいただくことはもちろん、ご指定の場所に伺わせていただくことも可能です。オンラインでのお打ち合わせも可能です。また、事務所でのお打ち合わせ時、小さいお子さまが遊ぶスペースがあります。美味しいお茶、季節の手づくりジュースやお菓子でおもてなしいたします。

ご相談いただける業務:
戸建ての新築やリフォーム、作庭、外構計画のご相談。
家具、カーテン、照明などインテリアのご相談。
キッチンや水回りのみ、子どもの成長にあわせたリフォーム、といった今困っていることを、未来を見据えてより快適に解決するためのご提案を行っています。
希望される方には、土地のご相談もお受けしています。
住宅資金のご相談につきましては、ファイナンシアルプランナーのご紹介も行っております。
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